アクティブユーザー(AU)数とは、一定の期間内に訪問した人数を示す数値です。
辞書的にお伝えするとこのような説明になりますが、これだけではどのような分析に役立つのかイメージしづらいですよね。こちらでは、Googleアナリティクス初心者向けにわかりやすく、アクティブユーザーについてご説明いたします。
混在しがちなユニークユーザー(UU)・セッション・ページビュー(PV)との違いや、GA4(GoogleAnalytics4)での計測方法についてもお伝えするので、ぜひアクティブユーザーについての理解を深めてください!
目次
アクティブユーザー数とは?
アクティブユーザー数は、一定の期間内に訪問したユーザー数を示す数値です。
同じ意味合いでアクティブユーザー(ユニークユーザー)という数値も存在し、混乱しがちですが、Googleアナリティクスにおいて、アクティブユーザーとユニークユーザーの明確な違いは明らかにされておらず、どちらも「ユーザー数」という捉え方で問題ないかと思います。
ちなみに、GA4ではアクティブユーザーという表記に統一されているので、新しく覚える方は、「アクティブユーザー」を使用することをおすすめします。
アクティブユーザーの計測例
【Mさんがサイトに訪問し、1ページを見て離脱した場合】 ↓ 1アクティブユーザー 【Kさんがサイトに訪問し、5ページを見て離脱した場合】 ↓
【Mさんがサイトに訪問し、その後にKさんがサイトに訪問した場合】 |
このようにアクティブユーザーはあくまでユーザー数を表す指標なので、何ページ閲覧しても1名であれば1アクティブユーザーとカウントされるのです。
DAU、WAU、MAUの意味
アクティブユーザーは、DAU、WAU、MAUの3つのパターンで使用することが多いです。
意味は非常に簡単で、アクティブユーザーを日別、週別、月別に分けているだけなのですが、サイトやサービスによって重要視されるケースが異なります。
DAU(Daily、Acticve User) | 日単位でアクティブなユーザーがどのくらい存在するかを示しており、ニュースメディアなど毎日の利用頻度が高いサイトにおいて重要視されます。SEO施策を行う際は、主にこの数値を伸ばしていくことに注力します。 |
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WAU(Weekly、Acticve User) | 週単位でアクティブなユーザーがどのくらい存在するかを示しており、音楽・動画配信などのサービス・アプリやゲームアプリなどで重要視されることが多いです。 |
MAU(Monthly、Acticve User) | 月単位でアクティブなユーザーがどのくらい存在するかを示しており、月に数回の利用で成立するECサイトや宿泊施設・飲食店などの予約サービスで重要視されることが多いです。 |
セッション、ページビューとの違いを表で比較
アクティブユーザー、セッション、ページビューの3つは混在しがちな指標ですが、明確な違いがあります。
セッション | 一定の期間内に訪問した回数を示す数値 |
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アクティブユーザー | 一定の期間内に訪問した人数を示す数値 |
ページビュー | 一定の期間内に閲覧したページ数を示す数値 |
この説明では、アクティブユーザーとセッションの違いがわかりにくい方も多いかと思いますのでもう少しわかりやすく説明していきます。
アクティブユーザーとセッションの違い
アクティブユーザーとセッションの定義では、「一定の期間内に訪問した人数」、「一定の期間内に訪問した回数」とあるように、訪問した人数か、訪問した回数か、というのが異なるポイントです。
実は、セッションには期限があり、一定の時間が経過するとセッション切れとなり同じユーザーでも再度カウントされます。これがアクティブユーザーとの大きな違いとなります。
アクティブユーザー、セッションのカウント例
【Kさんがサイトに訪問し、一定の時間が経った後に再度訪問した場合】
↓ 2セッション / 1アクティブユーザー |
ページビューとの違い
アクティブユーザーとページビューの違いは非常にわかりやすく、「一定の期間内に訪問した人数」と「訪問してから閲覧したページ数」の違いです。
アクティブユーザーとセッション数のカウント例
【Kさんがサイトに訪問し、5ページを閲覧した場合】 ↓ 1アクティブユーザー / 5ページビュー 【Kさんがサイトに訪問し、5ページを閲覧し、その後、Mさんがサイトに訪問し、2ページ閲覧した場合】 |
GA4でのアクティブユーザーの確認方法
GA4のアクティブユーザーは、「レポート」→「レポートのスナップショット」から確認が可能です。
サイトの分析をするときの活用方法
これまで3つの指標についてご説明してきましたが、実際の活用方法についても弊社の見解をご説明させていただきます。
どの指標もサイトへの集客数を示す数字であることは間違いないので、サイト運用の目標値として置かれることが多いです。
セッション の活用方法 |
訪問回数なので、ユニークユーザーがどのくらいの頻度で訪問しているか、も加わります。ECサイトなどでは、同一のユーザーが月に数回購入することも多いので、セッション数を集客施策の目標値と置くことが多いです。
重要なサイト種別 : ECサイト、メディア系サイト |
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アクティブユーザー の活用方法 |
ユニークユーザーは、お客さんの数になるので、この指標を増やすことができれば、自ずとセッション、ページビューも多くなります。集客施策において重要度が高く、どんなサイトでも目標値として置くことが多いです。
重要なサイト種別 : 会員サイト、ECサイト、メディア系サイト |
ページビュー の活用方法 |
閲覧したページ数となので、訪問したユーザーが何ページ閲覧しているか(回遊数)で変動します。ネットワーク広告は、ページビューに応じて収益が増加することがほとんどなので、広告収益モデルのメディア系サイトは、ページビューを目標値として活用します。
重要なサイト種別 : メディア系サイト |