セッション数とは、一定の期間内に訪問した数を示す数値です。
辞書的にお伝えするとこのような説明になりますが、これだけではどのようにサイト分析に活用するのかイメージしづらいですよね。こちらでは、Googleアナリティクス初心者向けにわかりやすく、セッション数についてご説明いたします。
混在しがちなアクティブユーザー(AU)、ページビュー(PV)との違いや、GA4(GoogleAnalytics4)での計測方法についてもお伝えするので、ぜひセッションについての理解を深めてください!
目次
セッション数とは?
セッション数は、一定の期間内に訪問した数を示す数値で、訪問数と呼ばれることもあります。閲覧したページ数は関係なく、訪問の回数を表す数値となります。
セッションの計測例
【Mさんがサイトに訪問し、1ページを見て離脱した場合】 ↓ 1セッション 【Kさんがサイトに訪問し、5ページを見て離脱した場合】
【Mさんがサイトに訪問し、その後にKさんがサイトに訪問した場合】 |
このようにセッションはあくまで訪問を表す指標なので、何ページ閲覧しても訪問者が1名であれば1セッションとカウントされるのです。
セッション、アクティブユーザー、ページビューの違いを表で比較
セッション、アクティブユーザー、ページビューの3つは混在しがちな指標ですが、明確な違いがあります。
セッション | 一定の期間内に訪問した回数を示す数値 |
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アクティブユーザー | 一定の期間内に訪問した人数を示す数値 |
ページビュー | 一定の期間内に閲覧したページ数を示す数値 |
この説明では、セッションとアクティブユーザーの違いがわかりにくい方も多いかと思います。
もう少しわかりやすく説明していきます。
セッションとアクティブユーザーとの違い
セッションとアクティブユーザーの定義では、「一定の期間内に訪問した回数」、「一定の期間内に訪問した人数」とあるように、訪問した回数か、訪問した人数かというのが異なるポイントです。
セッションには期限があり、一定の時間が経過するとセッション切れとなり同じユーザーでも再度カウントされます。これがアクティブユーザーとの大きな違いとなります。
セッションとセッション数とアクティブユーザーのカウント例
【Kさんがサイトに訪問し、一定の時間が経った後に再度訪問した場合】 ↓ 2セッション / 1アクティブユーザー |
ページビューとの違い
セッションとページビューの違いは非常にわかりやすく、「訪問した回数」と「訪問してから閲覧したページ数」の違いです。
セッション数とページビューのカウント例
【Kさんがサイトに訪問し、5ページを閲覧した場合】 ↓ 1セッション / 5ページビュー 【Kさんがサイトに訪問し、5ページを閲覧し、その後、Mさんがサイトに訪問し、2ページ閲覧した場合】 ↓ |
GA4でのセッション数の確認方法
GA4のセッション数は、「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」から確認が可能です。
サイトの分析をするときの活用方法
これまで3つの指標について、ご説明してきましたが、実際の活用方法についても弊社の見解をご説明させていただきます。
どの指標もサイトへの集客数を示す数字であることは間違いないので、サイト運用の目標値として置かれることが多いです。
セッション の活用方法 |
訪問回数なので、ユニークユーザーがどのくらいの頻度で訪問しているか、も加わります。ECサイトなどでは、同一のユーザーが月に数回購入することも多いので、セッション数を集客施策の目標値と置くことが多いです。 重要なサイト種別 : ECサイト、メディア系サイト |
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アクティブユーザー の活用方法 |
ユニークユーザーは、お客さんの数になるので、この指標を増やすことができれば、自ずとセッション、ページビューも多くなります。集客施策において重要度が高く、どんなサイトでも目標値として置くことが多いです。 重要なサイト種別 : 会員サイト、ECサイト、メディア系サイト |
ページビュー の活用方法 |
閲覧したページ数となので、訪問したユーザーが何ページ閲覧しているか(回遊数)で変動します。ネットワーク広告は、ページビューに応じて収益が増加することがほとんどなので、広告収益モデルのメディア系サイトは、ページビューを目標値として活用します。 重要なサイト種別 : メディア系サイト |