ページ別訪問数とは?データチェックの必要性と活用方法をわかりやすく解説 | KURO HOLDINGS株式会社

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2024/09/02

ページ別訪問数とは?データチェックの必要性と活用方法をわかりやすく解説

  • 用語解説
  • Googleアナリティクス
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「ページ別訪問数」「ページビュー数」「セッション数」「閲覧開始数」
Googleアナリティクスには上記のように似たような用語が存在します。
これらすべてを具体的に理解できていますか?
本記事では「ページ別訪問数」と、似ている用語について紹介しています。
Googleアナリティクス初心者向けにわかりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ページ別訪問数とは

ページ別訪問数とは「特定のページを見たセッション数」のことです。
そもそも「セッション数」はサイトへの訪問回数を指しますが、ページ別訪問数をチェックすれば「特定のページに、どれだけのユーザーが流入したのか」をデータとして収集できます。

ページ別訪問数の具体例

具体的な例を見てみましょう。

 

【例1】
1人のユーザーがWebサイトを訪問したときの動きが、下記のような条件であると仮定します。

サイト内での動き
Kさん ページA→ページB→ページA→ページC→ページA

この場合、

  • セッション数(サイトへの訪問数):1
  • ページAのページ別訪問数:3
  • ページBのページ別訪問数:1
  • ページCのページ別訪問数:1

という結果になります。

ページ別訪問数の確認方法

ページ別訪問数の意味がわかったところで、Google アナリティクスでの確認方法を解説します。

  • 概要を見たい場合
  • よく閲覧されるページを知りたい場合
  • 番外編:1回の訪問で平均何ページ見られているのか知りたい場合

実際に画面を操作しながらご覧ください。

概要を見たい場合

まず、大まかなデータを見たい場合は「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」をご覧ください。

一覧を表示させると、訪問数が多いページから順に並べられています。

Webサイトのトップページはすべての情報がまとまっており、各ページを見てから戻ってくるユーザーが多いため、ページ別訪問数が多くなる傾向があります。

そのため、トップページを除いた上位のページをチェックすると、「ユーザーがよく見ている=ユーザーが有益だと感じている」ページをすぐに判別できますよ。

よく閲覧されるページを知りたい場合

2番目以降にユーザーが見ているページを把握すると、ユーザーの行動を深掘りできます。

よく見られているページに共通する特徴を洗い出せば、ページ別閲覧数が少ないページの修正にも役立てられるでしょう。

また、ページ別訪問数が少ない順で表示させることも可能です。

ページ別訪問数が少ないページが、

  • ユーザーが訪問しにくい状況なのか
  • ユーザーにとって魅力がないページなのか
  • ユーザーが見る必要がないと判断しているのか

についても分析し、Webサイト全体が有益なものになるよう改善してください。

番外編:1回の訪問で平均何ページ見られているのか知りたい場合

1セッション(1回の訪問)あたり、平均で何ページ見られているのかを知りたい場合の確認方法を紹介します。

方法1「ページ/セッション」

1セッションあたりのページビュー数を表す「ページ/セッション」をチェックしましょう。

Googleアナリティクスでは、「行動」→「サイトコンテンツ」→「ランディングページ」で確認できます。数値が大きいほどユーザーが回遊していることを示します。

ただし数値が高いのは、操作や構造がわかりづらいせいで、Webサイト内で迷子になっているからかもしれません。

方法2「ページ別訪問数/セッション」

そこで、ページ別訪問数/セッションを使ってより正確なデータの取得をおすすめします。

ユーザーが繰り返し同じページを訪れた数をカウントしないためには「ページ別訪問数/セッション」が有効です。

デフォルト設定にはないため、カスタムレポートを作成しましょう。

【カスタムレポート作成手順】

「新規作成画面」で、

  • 種類:フラットテーブル
  • ディメンション:ページ
  • 指標:ページ別訪問数とセッション

を選択して保存。

レポートで「ページ別訪問数/セッション」を表示すると、正確なデータがわかります。

ページ別訪問数に似ている用語

「ページ別訪問数」に似ている、間違いやすい用語を3つご紹介します

  1. ページビュー数
  2. 閲覧開始数
  3. セッション数

用語の理解に誤りがあると、社内での正確な情報伝達にも支障が出ます。きちんと理解して、使い分けられるようにしましょう。

1.ページビュー数

ページビュー数はWebサイトで表示されたページの閲覧数を指します。

  • Webサイト全体でどれくらいユーザーに閲覧されたか
  • 特定のページがどれくらいユーザーに閲覧されたか

をチェックでき、どれくらいの顧客が集まっているのかを判断する材料になります。

ページ別訪問数との違いは以下の通りです。

  • ページビュー数:ユーザーが繰り返し同じページを閲覧した場合、2回目以降の閲覧もカウントされる
  • ページ別訪問数:ユーザーが繰り返し同じページを閲覧しても、1回目の閲覧のみカウントされる

具体例を見てみましょう。

2人のユーザーがWebサイトを訪問したときの動きが、下記のような条件であると仮定します。

サイト内での動き
Kさん ページA→ページB→ページA→ページC→ページA
Tさん ページA→ページB→ページA

この場合、

  • セッション数(サイトへの訪問数):2
  • ページAのページビュー数:5
  • ページAのページ別訪問数:2

という結果になります。

2.閲覧開始数

「閲覧開始数」は、そのページから見はじめた人がどれくらいいるのかを測る指標です。

ページ別訪問数は、そのページを見た人がどれくらいいるのかを測るため、まったく別物であることを覚えておきましょう。

サイト内での動き
Kさん ページA→ページB→ページA→ページC→ページA
Tさん ページA→ページB→ページA

上記の条件の場合、

  • セッション数(サイトへの訪問数):2
  • ページAのページビュー数:5
  • ページAのページ別訪問数:2
  • ページAの閲覧開始数:2
  • ページBの閲覧開始数:0

という結果になります。

3.セッション数

本記事でも何度も登場した「セッション数」ですが、その意味は「ページにランディングした回数」を指します。

大まかにいえば、下記のように考えられます。

  • 7/1に自社サイトに3人が訪れた:セッション数は「3」
  • 7/2に自社サイトに10人が訪れた:セッション数は「10」

ただし、30分放置されるとセッションは終了したものとみなされるため、30分以上経ってから新たなページが開かれるとカウントが加算されます。

セッション数は「最初に訪れたページ」に紐づけられるため、一度の訪問で何ページ閲覧しても「1」とカウントされる、と覚えておきましょう。

まとめ

ページ別訪問数は、Webサイト内の各ページがどれくらいユーザーにとって有効であるかをチェックするための指標として活用できます。

定期的に分析することにより

  • ユーザーがよく見てくれるページ
  • ユーザーがまったく見ていないページ

の理解が進み、Webサイトの改善に役立つでしょう。

本サイトでは、Googleアナリティクス初心者向けに、効率的なサイト分析の方法やあらゆる用語の解説を行っています。

「他にもわからないことがある」「Googleアナリティクスの使い方がいまいちわからない」という方は、ぜひ他の記事もあわせてご覧ください。

 

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