X広告、いくらで何ができる?費用相場と出稿条件をまるごと解説 | KURO HOLDINGS株式会社

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2026/09/18

X広告、いくらで何ができる?費用相場と出稿条件をまるごと解説

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X広告を始める前に知っておきたい費用相場・出稿条件・始め方を整理。予算別にできることの目安や、運用を代行に任せるべきかの判断基準も紹介します。

X広告の基礎知識を解説

Xのタイムラインを見ていると、フォローしていないアカウントの投稿に「プロモーション」という表示がついて流れてくることがあります。

 

「これって普通の投稿と何が違うんだろう」「自分の会社でも同じように広告を出せるんだろうか」「出すとしたら、実際いくらかかるんだろう」。X広告と検索してこのページにたどり着いた方の多くは、まずこうした素朴な疑問を持っているのではないでしょうか。

 

この記事では、X広告の基本的な仕組みから、意外と見落とされがちな出稿の前提条件、課金方式ごとの費用相場、そして「実際その予算で何ができるのか」という実現イメージまでを、順を追って整理します。読み終える頃には、自社の予算感でX広告を検討する価値があるか、また自社で運用するか外部に任せるかを判断できる状態を目指します。

X広告とは?基本の仕組みと3つの特徴

X広告とは、X(旧Twitter)のタイムラインや検索結果などに、料金を支払うことで投稿を通常より多くのユーザーに表示できる仕組みです。通常の投稿がフォロワーを中心に届くのに対し、広告として配信した投稿は、設定した条件に当てはまるユーザーのタイムラインにも表示されます。

 

X広告には、他の媒体と比べたときに押さえておきたい3つの特徴があります。

1. リポストによる拡散分には広告費がかからない

広告として配信した投稿がユーザーにリポスト(拡散)された場合、そのリポストによって新たに表示された分には課金が発生しません。話題性のある投稿であれば、広告費以上のリーチを獲得できる可能性がある点は、X広告の独自性のひとつです。

2. リアルタイム性の高い話題と相性が良い

Xはニュースやトレンドとの結びつきが強いプラットフォームであるため、時事性のある話題やキャンペーン、イベント告知などと組み合わせた配信で反応を得やすい傾向があります。

3. テキスト中心の情報伝達ができる

画像や動画がなくても、テキストのみの投稿を広告として配信できます。他のSNS広告と比べて、言葉による訴求を軸にした設計がしやすい点も特徴です。

出稿前に知っておきたい必須条件

X広告を検討する際、費用相場よりも先に確認しておくべきことがあります。それは、広告を出稿するアカウントが「認証済み」の状態である必要がある、という条件です。

 

X公式のヘルプページでは、広告の適格性要件として、個人・小規模事業者向けの「Xプレミアム」、または企業・団体向けの「認証済み組織」のいずれかに加入していることが前提として示されています。これから初めてX広告に挑戦しようとしている方が、アカウント開設の段階でつまずきやすいポイントのひとつです。

 

つまり、広告を出すために準備すべき費用は、実際に配信する広告費だけではありません。認証にかかる月額費用も、あらかじめ予算に組み込んでおく必要があります。

 

プラン 対象 月額料金の目安 こんな方向け
Xプレミアム ベーシック 個人 368円程度 まず最低限の条件だけ満たしたい個人・副業アカウントの方向け
Xプレミアム 個人・小規模事業者 980円程度 個人事業として本格的にX広告を試したい方向け
Xプレミアムプラス 個人・小規模事業者 6,080円程度 広告非表示などの上位機能もあわせて使いたい方向け
認証済み組織 ベーシック 法人・団体 3万円程度 まず法人としての金バッジを取得したい中小企業向け
認証済み組織(フルアクセス) 法人・団体 13万5,000円程度 複数担当者での運用や高度な権限管理まで必要な企業向け

 

料金は変更される可能性があるため、実際に申し込む前に必ずX公式サイトの最新の案内をご確認ください。個人事業主や小規模な会社であれば、Xプレミアムのいずれかのプランで広告出稿の条件を満たせるケースが多く、必ずしも認証済み組織(法人向け)まで加入する必要はありません。

課金方式と費用相場

出稿条件を満たしたら、次に押さえておきたいのが課金方式です。X広告は、あらかじめ決めた「配信の目的」に応じて課金方式が変わり、目的に対応した行動が発生したときにのみ費用が発生する仕組みになっています。

 

なお、実際の単価はオークション形式で他の広告主との競争によって変動するため、固定の料金表がX社から公式に公開されているわけではありません。以下の金額は、実際の運用実績にもとづく目安としてご覧ください。

 

課金方式 主に使う目的 相場の目安 こんな方向け
インプレッション課金(CPM) なるべく多くの人に知ってもらいたい 1,000回表示あたり400円〜650円程度 まず存在を知ってもらいたい方向け
クリック課金(CPC) サイトへのアクセスを増やしたい 1クリックあたり20円〜200円程度 自社サイトに来てもらう行動を起こしてほしい方向け
エンゲージメント課金(CPE) いいね・返信・プロフィールクリックなどの反応を増やしたい 1エンゲージメントあたり40円〜100円程度 投稿そのものに反応してもらいたい方向け
動画再生課金(CPV) 動画で世界観や使い方を伝えたい 1再生あたり5円〜20円程度 動画を最後まで見てもらいたい方向け
フォロー課金(CPF) アカウントのフォロワーを増やしたい 1フォローあたり40円〜100円程度 継続的な発信で関係を築きたい方向け
アプリインストール課金(CPI) アプリのダウンロードを増やしたい 1インストールあたり100円〜250円程度 アプリの利用者を増やしたい方向け

 

同じ予算でも、選ぶ課金方式によって得られる成果の種類はまったく異なります。「とにかく多くの人に見てもらいたいのか」「サイトへのアクセスを増やしたいのか」「フォロワーを増やして継続的な関係を築きたいのか」。まずは今回の配信で何を実現したいのかを一言で決めてから、対応する課金方式を選ぶことをおすすめします。

結局いくらで何ができる?予算別の実現イメージ

課金方式ごとの単価はわかっても、「自社の予算だと結局何ができるのか」がイメージできなければ、稟議を通す材料にも、出稿を決める判断材料にもなりません。ここでは、前章の単価をもとに、予算別にどこまでの成果が見込めるかを試算します。

 

月予算の目安 配信方法の目安 実現イメージの目安 こんな方向け
5,000円〜3万円程度 アプリ上のクイックプロモート機能で手軽に配信 インプレッション課金(400円〜650円/1,000回)の場合、約7,700回〜7万5,000回の表示 まずは反応の出方を試してみたい方向け
5万円〜10万円程度 広告マネージャーで目的を絞って配信 クリック課金(20円〜200円)の場合、約250クリック〜5,000クリック 問い合わせや資料請求につながる反応を集めたい方向け
30万円以上 複数フォーマットを組み合わせ、継続的に改善 クリック課金(20円〜200円)の場合、約1,500クリック〜1万5,000クリック 認知から獲得までを一気通貫で狙いたい方向け

試算:月10万円をクリック課金で運用した場合

前章で紹介したクリック課金の相場は1クリックあたり20円〜200円でした。この幅をそのまま月10万円の予算に当てはめると、次のようになります。

 

条件 計算式 結果
単価が高くなった場合(200円/クリック) 100,000円 ÷ 200円 500クリック
単価が低くなった場合(20円/クリック) 100,000円 ÷ 20円 5,000クリック

 

同じ10万円でも、単価の変動によって得られるクリック数には10倍の開きが出ます。この幅を最初から想定しておくことで、「思ったより反応が少ない」という印象だけで運用を止めてしまう事態を避けやすくなります。実際のクリック数がこの範囲の下限に近い場合は、後述するクリエイティブやターゲティングの見直しを検討するタイミングと考えてください。

 

なお、ここで得られるクリック数やインプレッション数は、あくまで「サイトに来てもらう」「見てもらう」という中間的な成果です。実際に問い合わせや売上につながるかどうかは、リンク先のページの内容やその後の対応次第で変わります。予算を検討する段階では、クリック数だけでなく「そのクリックのうち何割が問い合わせにつながれば投資に見合うか」まで、あわせて社内で確認しておくことをおすすめします。

X広告の主な種類

X広告には、目的に応じて選べる複数のフォーマットが用意されています。代表的なものを整理します。

 

フォーマット 特徴 こんな方向け
プロモート広告(画像・動画・カルーセル・テキスト) 通常の投稿と同じ見た目で配信できる、最も基本的な形式 まず標準的な形でX広告を試したい方向け
縦型動画広告 スマートフォンの画面いっぱいに表示される動画広告 短時間で世界観や商品の魅力を伝えたい方向け
Amplify 提携するメディア・パブリッシャーの動画コンテンツに広告を関連付けて配信 信頼性のあるコンテンツの文脈にあわせて配信したい方向け
テイクオーバー タイムライン最上部などを1日単位で独占的に確保する形式 大型キャンペーンなどで一時的に大きく露出したい方向け
X Live ライブ配信と連動した広告枠 イベントや発表をリアルタイムで届けたい方向け
ダイナミック商品広告・コレクション広告 複数の商品を自動的に組み合わせて表示する形式 ECサイトなど扱う商品点数が多い方向け

 

はじめてX広告に挑戦する場合は、プロモート広告(画像・動画)から試し、配信に慣れてきた段階で縦型動画広告やAmplifyなど目的に応じたフォーマットを追加していく進め方が現実的です。

X広告の始め方【5つの手順】

実際にX広告を出稿するまでの流れを、手順として整理します。

1. 広告アカウントを開設し、認証条件を満たす

通常のXアカウントとは別に、広告用のアカウントを作成します。前述のとおり、この段階でXプレミアムまたは認証済み組織のいずれかに加入している必要があります。

2. キャンペーンの目的を選ぶ

「認知を広げたい」「サイトへのアクセスを増やしたい」「フォロワーを増やしたい」など、今回の配信で達成したいことを選びます。この選択によって、利用できる課金方式や最適化の基準が決まります。

3. ターゲティングと予算を設定する

年齢・性別・地域といった属性に加え、興味関心やキーワード、特定のアカウントのフォロワーに似たユーザーなど、複数の切り口でターゲティングを設定します。あわせて1日あたりの予算や配信期間を決めます。

4. 広告クリエイティブを作成する

画像・動画・テキストなど、配信するフォーマットに応じたクリエイティブを用意します。テキストは全角換算で実質140字程度に収まる分量を目安に、伝えたいことを絞り込むと読みやすくなります。

5. 審査を経て配信を開始する

入稿後は審査が行われ、通過すると配信が始まります。審査にかかる時間は内容によって前後するため、公開予定日から余裕を持ってスケジュールを組んでおくと安心です。

費用対効果を高める運用のコツ

配信を始めた後、成果を安定させるために意識したいポイントを整理します。

ターゲティングは絞りすぎない

条件を細かく設定しすぎると、配信対象そのものが少なくなり、オークションで不利になって単価が上がりやすくなります。まずはやや広めの設定で配信し、反応の良かった層を見ながら段階的に絞り込む進め方が安定しやすい方法です。

クリエイティブは複数パターンを用意する

画像・文言・行動を促す一言の組み合わせを2〜3パターン用意し、反応の良いものを見極めていきます。ひとつのクリエイティブだけで結果が出ないと判断するのは早計です。

費用を抑えたいときに削ってよい部分、削るべきではない部分

予算を抑えたい場合、配信のボリューム(表示回数やクリエイティブの本数)を減らすことは有効な調整です。一方で、ターゲティングの精度やクリエイティブの検証を省略してコストを抑えようとすると、単価の悪化という形でかえって割高になりやすいため、削るべきではない部分といえます。

効果測定の目線をそろえておく

クリック数やインプレッション数といった中間的な指標だけで一喜一憂せず、最終的に問い合わせや売上にどれだけつながったかまで、あらかじめ社内で確認する指標を決めておくと、途中の数字に振り回されにくくなります。

自社で運用するか、代行に任せるか

ここまでの内容を踏まえて、最後に検討したいのが「自社で運用するか、外部に任せるか」という判断です。感覚的に決めるのではなく、実際にかかる時間とコストを試算して比較してみます。次のような前提で試算します。

 

前提条件 設定値
月間の広告費 30万円
自社運用の学習期間(初月のみ) 20時間
自社運用の月間工数(2ヶ月目以降) 12時間(週3時間×4週)
担当者の時給換算 3,000円
代行の運用手数料 広告費の20%

 

比較項目 自社運用(2ヶ月目以降) 代行に依頼
広告費 30万円 30万円
追加で発生するコスト 12時間×3,000円=3万6,000円相当(人件費) 30万円×20%=6万円(手数料)
月間の合計コスト目安 33万6,000円相当 36万円

 

この試算では、2ヶ月目以降だけを見ると、自社運用のほうが月あたり2万4,000円ほど低いコストで収まる計算になります。ただし、初月は運用方法を学ぶための時間として20時間(6万円相当)がかかるため、初月に限れば自社運用も代行とほぼ同水準のコストになります。さらに、この試算に含まれていない「担当者が試行錯誤する中で発生する機会損失」や「代行会社が持つ運用ノウハウによる成果の差」まで考えると、金額だけで判断しきれない部分が残ります。

 

目安として、社内に広告運用へ一定の時間を割ける担当者がいて、まずは小さく試したい方は自社運用が向いており、担当者を確保しにくい、あるいは早い段階から一定の成果を安定して出したい方は代行の活用が向いていると言えます。

 

複数の企業のX広告運用に関わる中で感じるのは、成果の差が生まれるのは配信初期の1〜2ヶ月の使い方だという点です。同じ予算であっても、最初の数週間でどのクリエイティブ・ターゲティングが反応するかを見極め、そこに予算を寄せていけるかどうかで、その後の費用対効果は大きく変わっていきます。逆に、最初の数字だけを見て「思ったより効果が出ない」と早々に配信を止めてしまうと、本来得られたはずの改善の機会も一緒に手放すことになります。

 

自社での試行錯誤に時間をかけられるかどうか、また社内にX広告の知見を蓄積していきたいかどうかも、判断材料のひとつとして考えてみてください。運用体制について迷う場合は、一度状況を整理しながら相談してみるのもひとつの方法です。

よくある質問

Q. X広告は個人でも出せますか?

出稿自体は個人でも可能ですが、Xプレミアムまたは認証済み組織のいずれかに加入していることが前提条件になります。個人の場合は、Xプレミアムのいずれかのプランで条件を満たせるケースが一般的です。

Q. 最低いくらから始められますか?

公式には出稿金額の下限は設けられていません。クイックプロモート機能を使えば数千円程度からでも配信できますが、実務的に意味のある反応データを集めるには、数万円程度からを目安に考えておくとよいでしょう。

Q. 審査にはどれくらい時間がかかりますか?

目安として一日以内で完了することが多いとされていますが、内容や混雑状況によって前後します。執筆時点で公式に明記された基準は確認できなかったため、配信開始予定日から余裕を持ったスケジュールで申請することをおすすめします。

Q. Xプレミアムと認証済み組織、どちらに加入すればいいですか?

個人事業主や小規模な会社であれば、Xプレミアムのいずれかのプランで足りるケースが多くなります。複数の担当者で管理したい場合や、法人としての実在確認をあわせて行いたい場合は、認証済み組織を検討するとよいでしょう。

Q. 効果が出ない場合はどうすればいいですか?

ターゲティングを絞り込みすぎていないか、クリエイティブのパターンが1種類のみになっていないか、選んでいる課金方式が本来の目的と合っているかの3点から見直すと、原因が特定しやすくなります。

まとめ

X広告は、費用相場だけを見ていると実態を見誤りやすい広告媒体です。実際に出稿するには認証済みバッジという前提条件があり、課金方式によって同じ予算でも得られる成果はまったく異なります。

 

まずは今回の配信で実現したいことを一言で決め、その目的に対応する課金方式と予算感を、本記事で紹介した実現イメージと照らし合わせてみてください。次に取るべき一歩は、Xプレミアムまたは認証済み組織のどちらが自社に合うかを確認し、小さな予算からでも一度試算してみることです。

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